こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。
1年間にたった2回しか実施されない色彩検定(1級は年1回!)。
試験当日、緊張して頭が回らなかったらどうしよう・・・と心配な方も多いのでは?
実をいうとこの私も、大事な場面になると 胸がフワフワして、手の指先がちょっと痺れてしまう・・・そんな"緊張しい"の一人です。

当ブログでは以前から、独学受験生の皆様に 緊張をほぐしてくれる色のお話などを紹介してきましたが、この記事では もっと具体的な「アガリ症」対策をご紹介しようと思います。
今回この記事でとりあげるもの、それはズバリ 緊張の緩和をサポートしてくれる「沈静薬」です!

初めて耳にする方も多いと思いますが、その名のとおり 飲むと緊張を和らげてくれるお薬です。
私はこれらを「緊張やわらげ系」と呼んで、年に1,2度 利用させてもらっています。
「クスリ」というと、構えちゃう方もいるかもしれませんが この記事でご紹介するのは、医師の処方が必要なく、近所のドラッグストアで手に入るレベルのものばかりですので、ご安心を。
もちろん、こうしたものに頼らなくて済むのであれば、それに越したことはありませんが 意地を張って試験当日緊張に飲まれてしまっては元も子もありません。
「お守り」と思ってポケットにしのばせるだけでも だいぶ気持ちが違いますし、実際に買わないまでも「こういうものがあるんだ」と、頭の片隅に留めておいてはいかがでしょうか?
おすすめの「鎮静薬」
緊張やわらげ系の鎮静薬は、何種類か販売されていますが 中でも以下の3つが有名です。
アロパノール(全薬工業)

※写真の単3電池は大きさの目安に置いたものです
風邪薬の「ジキニン」や、水虫薬「コザック」などでお馴染みの全薬工業から発売されています。
アロパノールには錠剤、顆粒、液状と3つのタイプがありますが、受験時に利用するのであれば、試験会場などでも服用しやすい「液体タイプ」がおすすめです。
内服液なので体に浸透しやすく、即効性があります。眠くなる成分などは入っていません。管理人も大事な会議の際などに 実際に服用しており この中では一番のおすすめです。
パンセダン(佐藤製薬)

象のキャラクター「サトちゃん」でお馴染みの佐藤製薬から発売されている鎮静薬。
1回2錠(1日2回)を服用します。小粒な錠剤なので、そのままでも飲めると思いますが、管理人的にはちょっとお水が必要かな~という感じ。
イララック(小林製薬)

洗眼薬「アイボン」や、筋肉痛用「アンメルツ」などで有名な(あっ!)小林製薬から発売されている鎮静薬。
1回2カプセル(1日2回)を服用します。服用時には水かお湯が必要になるので、試験会場で飲む際にはペットボトルなどを持参しましょう。
絶対に異なる鎮静薬を一緒に飲まないでください!例えば「アロパノールとイララックを一緒に飲む」というような行為は危険な副作用を起こす可能性がありますので、ご注意ください。
「鎮静薬」の基本情報
「鎮静薬」を服用する前に知っておきたい基本情報をまとめてみました。
Q. 効果はどのくらい?
はっきり言います、効果は微弱です(笑)
初めて服用した方の多くは「え? これって 緩和してるのかな?」と 戸惑うのではないかと思います。
「緊張が緩和される薬」と聞くと、飲んだ途端にスッと緊張感が消えて無くなるような状態を想像してしまいますが、そこまでの効果はありません。
効果はもちろん人それぞれですので、あくまで私の個人的な感想として言わせてもらうと「あれ? ちょっとだけフワフワが治まったかな?」程度のものです。「でもまあ、さっきよりはマシか・・・」というくらいの感じですね。

こういう話をすると「それってプラシーボじゃないの?」という方もいるのですが、それは もしかするとそうかもしれません(笑)。
ただ 私は「プラシーボでも効けばOK!」派なので、それならそれでよし と割り切って服用しています。
実際に飲まないまでも、ポケットに入れておいて「イザって時はこいつを飲めばいいんだし・・・」と考えると、すっと心が軽くなります。私にとっては 大事な会議の際などの「心のお守り」のようなものとして利用しています。
Q. 服用する期間/時間は?
服用後どのくらいで効果が感じられるのでしょうか?
あくまで「個々人の体質によって異なるが・・・」ということを大前提として、私が以前ドラッグストアの薬剤師さんに聞いた例を紹介しておきます。※アロパノールの場合
- 人によっては服用後2時間程度で効いてくる方もいる
- ただ実際には 2~3日程度服用を続けて効果が出てくる方が多いのではないか?
つまり、ピンポイントでも効くけど、ちょっと長めに服用してみたら・・・というニュアンスでしたね。
自分がどのタイプかは、まずは実際に服用してみるのが一番と思います。試験前の早い時期に一度試しに服用してみましょう。
ちなみに 私個人は、大事な会議などの2時間前を目安に「アロパノール内服液」を飲むようにしています。
また、長く飲めばいいというわけでもありませんので、その点はご注意を。
ちなみに、各鎮静薬の注意書きでは以下のように連続服用期間を制限しています。
- イララック、パンセダン・・・5~6日間 服用して効果が出ない場合は服用を中止する
- アロパノール・・・1ヶ月程度 服用して効果が出ない場合は服用を中止する
Q. どこで買えるの?
近所の薬局やドラッグストアで購入できますし、またアマゾンなどのネット通販でも購入が可能です(コンビニでは入手できません)。
1~3月の受験シーズンには比較的多くのお店で見かけますが、それ以外の時期はそもそも店頭にない場合もよくありますのでご注意ください。
確実に手に入れたい方は、ネット通販を利用するのがおすすめです。
アロパノールは↓以下から購入できます。
パンセダンは↓以下から購入できます。
イララックは↓以下から購入できます。
「鎮静薬」服用時の注意点
「鎮静薬」を服用する際に気を付けたい点もあります。
Q. 副作用はないの?
この記事で紹介しているものは、いずれも漢方系の植物性成分で、重篤な副作用を引き起こすことは ほぼありません。
ただし、副作用がまったくゼロというわけではなく、体質&体調によっては「発心やかゆみ」「吐き気」「食欲不振」などが伴う場合があるようです。
服用にあたっては、各商品の注意書きなどにしっかり目を通しておきましょう。
現在お医者さんにかかっている人や、妊娠中の方、アレルギー体質の方は、医師や薬局などに相談してから服用するようにしましょう。
Q. やめられなくなるのでは?
また「飲んだらその後 依存性・習慣性が高くなるのでは?」「やめられなくなるのでは?」と気になる方もいるかと思いますが、そちらに関してもそれほどナーバスになる必要はないかと思います。
というのも上で書いているとおり、そんなに強くは効きませんので(笑)
実際、私も年に1~2回程度、アロパノールを服用していますが 特に依存性・習慣性が強くなったりはしていません。
Q. 服用後に眠くなならない?
この記事で紹介している「アロパノール」「パンセダン」「イララック」には、眠くなる成分は含まれていません。
試験時にも安心して服用可能です。
ただ 鎮静薬のひとつに、日本臓器製薬(すごい会社名!)から発売されている「アガラン錠」というのがありますが、こちらは、眠気などを引き起こす成分が含まれています。 試験時の服用には向きませんので、やめておきましょう。
まとめ
というわけで、試験時の緊張緩和をサポートしてくれる鎮静薬の紹介でした。
管理人のおすすめはアロパノールの内服液(ドリンクタイプ)です。
私が液体タイプをおすすめする理由は、以下の2点。
- 【理由1】水がなくても服用が可能なため試験会場でも利用できる
- 【理由2】液体ということで 錠剤タイプよりも体に浸透しやすい(即効性がある)
試験会場によっては お水などがすぐに手に入らないこともあるので、ドリンク版がおすすめです。※ただしドリンクは値段がちょっと高いので 長く飲む場合は顆粒タイプがお得です(効果はどちらも一緒です)。
また 鎮静薬に抵抗がある方には、以下のようなサプリメントもおすすめです。
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