こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。
この度、2023年冬に あらためて1級を受験しました。
もともと、2008年に1級に合格したことを記念してスタートしたこのサイトですが、それから幾星霜。自分の知識をアップデートするためにも、再度 受験することに。
1次試験は、明治学院大学のキャンバスを会場に行われ(実施日:2023年11月13日)、無事に合格。
それから1カ月後、2次試験を受験してきましたので、試験当日の流れをここに記録しておきます。
この記事で紹介しているのは あくまで1級「2次」試験当日の流れになります。1次試験の様子に関しては、基本的に2.3級受験時と同じ流れになりますので「試験当日の流れ(2.3級)」をご覧ください
「試験前日」までに終わらせておく事
試験当日に慌てないためにも、以下の事項に関しては、余裕をもって前日までの早い段階でキチンと確認をしておきましょう。
会場までのアクセス方法の確認
1級2次試験の会場は全国8エリア(札幌市・仙台市・東京23区・金沢市・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市)しかありません(参考:色彩検定の受験地は?)。
地図アプリなどを使って、移動手段や会場までの道のりをキチン調べておきましょう。
当日、迷子になってしまい、遅刻ギリギリで実力が出せなかった・・・なんていうのは悲しすぎます。
試験に持参するもの確認
- 受験票:意外と忘れがちです。受験票をお忘れなく
- 身分証明書:運転免許証・社員証・学生証・パスポート・健康保険証など
- 筆記用具:HBかBの鉛筆(シャープペンシルでも可)。消しゴム。
- 時計【重要】:携帯電話・電子手帳での代用不可です。会場に時計は無いと思いましょう。
- はさみ【重要】:カッターは不可
- のり【重要】:種類は問いません
- 定規:15cm程度のもの
1次試験までと比べて「はさみ・のり・定規」が増えています。いずれもカラーカードの切り貼り時に使用するものになります。
正直、カッターが不可なのに、定規を何に使うのか不明。一応 試験時に持参しましたが、結局、試験中に使用することはなく 終わりました。
試験時に切り貼りに使うカラーカードは会場で配布されます
ランチタイムはちゃんと確保しよう
私が 今回(いや前回も)大きく反省しているのが、お昼ごはんの時間をしっかり確保しなかったこと。
試験は13:00~14:30に行われるため、事前にお昼ご飯を食べておきたいところですが、当日、自宅でギリギリまで勉強していたわたしは、何も食べずに会場に向かうことに・・・
その後、会場までの道のりをやや遠回りしてしまったり、会場到着後も、トイレ行ったり なんだかんだしてる間に、結局そのまま試験が始まってしまいました。
頭をベストな状態に保つためにも、お昼ご飯をたべるタイミングに気を使いましょう。
2次試験:当日の流れ
それでは、試験当日の流れを紹介していきます。以下は、私(石川)が 2023年に1級2次試験を受験した際の 当日の流れです(実施日:2023年12月16日)。
- 受験場所:CIVI研修センター(東京23区)
- 受付 11:40~12:50
- 説明 12:50
- 試験 13:00~14:30
今回の試験は、東京・神田のCIVI研修センターが 会場でした。
過去数回、色彩検定を受験してきた私ですが、大学以外の場所が会場になるのは初めての経験。
ちなみに、2008年に2次試験を受験した際は、池袋の立教大学のキャンパスが会場でした。
5.6階が 受験会場になっています。他級の試験同様に、試験会場へは余裕を持って入場しましょう。
会場までは 係りの方が丁寧に誘導してくれます。
受験会場(教室)に到着したら、まずは受付を済ませます。
係りの方に受験票(1次試験の合格通知表も兼用)を見せ、座席番号に〇をつけてもらいます。※〇がないと入室できません
座席番号に従って着席します。
この時点で、既に机の上には「新配色カード199a(実技用)」と「簡易お絞り」が用意されています。
他の試験同様、カンニング防止のため、受験者は長机の両端に座ります。係官に見えるように、机の通路側に身分証を提示しておかなければいけません。
用意されている新配色カード199aは、一部分をのぞき市販のものと同じもので、裏面のトーン記号もちゃんと記載されています(詳しくはこちら)
また 説明開始前に、持ち帰り可能な問題用紙(縮小版)も配られました。
2次試験は問題用紙と解答用紙が一緒になっているため、2.3級や1級1次試験のように 問題用紙を持ち帰ることができません。
このため、持ち帰って自己採点したい人のための問題用紙(縮小版)が、別途用意されています。
ちなみに、2008年に受験した際は、このように親切なものは存在せず、試験後に自己採点などを行うのはほぼ無理な状態でした
ちなみに、この縮小版。本番の問題と同じ内容が掲載されているにも関わらず、袋入りになっているわけでもなく、意外とぞんざいに配布されます。
説明開始前の自由時間に、トイレ行って戻ってきたら 机に置かれていました。
複数の係官がいるとはいえ、大人数の中(1教室に200名弱)。ついつい、中身をチラ見したくなる誘惑を抑えるのに必死でした(ダメ、絶対)
試験開始時刻の10分前から係官による説明が始まります。
注意事項などの説明の後、ビニール袋に入った試験問題が配られます(この時点ではもちろん開封は禁止)。
係官の指示で解答用紙(マークシート)に、名前・受験番号などを記入します。
係官による合図で試験がスタート。
上図のように、左ページに問題、右ページに解答のパターンが一般的で、解答を記載するページへのメモ書きなどは禁止されます(右ページが解答になる場合もあり)。
はじめにトーンの概念図(配置図)などをメモ欄に記載する作戦だったのですが、自由メモ欄が思っていたよりも面倒な場所にあり、時間をロス。
表紙の裏・裏表紙の手前、それぞれの見開き2ページ(合計4ページ分)が「自由メモ欄」として用意されていますが、使い勝手が悪いです・・・
苦手なJISの物体色の慣用色名は、この年、2問出題されました。1問はすぐに分かったものの、もう1問の色相が特定できず、最後まで悩むことに・・・
最後のギリギリまで悩んだこともあり、時間的な余裕は少なかったのですが、自己採点用に、配られた問題用紙(縮小版)に、自分の解答をメモしておきました。
試験時間 90分が終了。放心状態です・・・
自宅に帰って自己採点したところ、最後まで悩んでいた慣用色名の選択を(やはり)ミスっていたことが発覚。これに伴って、芋づる式に 6問ほどが不正解になっている模様。
例年、合格ラインは「140~150点以上/200点満点中」になることが多いのですが、いけるかどうかギリギリなラインの模様です。
試験結果は、翌年1月下旬に色彩検定公式HPのマイページにて発表されるとのことなので、後悔と不安に苛まれながら その日を待とうと思います。
2次試験:試験日以降の流れ
2次試験の結果発表は、翌年1月以降になりました。
翌年(2024年)1月9日に、色彩検定公式サイトにて、模範解答が発表されました(ホーム > お知らせ > 模範解答)。
模範解答はPDF形式で公開されており、各設問の解答と一緒に配点も記載されています。ただし、この時点で合格ラインの点数は不明なため、自分の合否は分かりません。
1月18日に、色彩検定公式サイトのマイページにて「合格発表」が行われました。
気になる結果は・・・
色彩検定 2次試験を無事にパスし、1級に合格できました!pic.twitter.com/s1DuWcyytM
— 1級 色彩コーディネーター 石川(色彩検定の独学ブログ 運営) (@shikisai_online) January 18, 2024
合格です!よかった、本当によかった・・・
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