こんにちは 1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。
色彩検定を受験するにあたって、多くの方が抱くのはこんな疑問ではないでしょうか?
合格したらどんなメリットがあるの? 仕事に役立つの?
私の経験から、色彩検定受験で得られるメリットとして、以下の3点を挙げることができます。
- 就職・転職時に活用できる
- 仕事のスキルアップに繋がる
- 社会的認知度が高く信頼性がある
【1】就職・転職時に活用できる
一応、私も20年ちかくデザイン関連のお仕事をしておりますので、他社の求人担当の方とお話する機会が多くあります。
そうした方々に「今、どういった人材が不足していますか?」と質問をすると、みなさんが必ず口にする項目があります。
発想力・コミュニケーション能力・勤勉さ・継続力、そして・・・「色彩に関する基礎的な知識・能力」。
つまり、クリエイティブな分野において重視されるのは 「センス」だけではなく「基礎的な知識・技能の有無」が、求人の際の重要な判断材料なのです。
色彩検定を受検し「○級程度の知識・技能を有している」と認定・評価をしてもらうことは、雇用者に対する有効なアピールになります。
【2】仕事のスキルアップに繋がる
検定の対象範囲が、幅広い分野をカバーしているため、学習の過程で得る知識は幅広い職種・分野で活用可能なものです。
基礎的な知識・技能を修得しておくことで、実務におけるスキルアップにも繋がります。
特に、以下の職種の方にとって有用な色彩の知識が身に付きます。
- 美容・ファッション系:アパレル販売、ネイリスト、美容師、メイクアップアーティスト など
- 出版・広告:企画・広報、印刷業・DTP、グラフィック・WEBデザイナー など
- 建築・工業・空間デザイン:インテリアデザイナー、建築デザイナー、建設業、プロダクトデザイナー、塗装業 など
- 飲食系:パティシエ、テーブルコーディネーター など
- レジャー・イベント/冠婚葬祭:フラワーデザイナー、ウェディングプランナー など
【3】社会的認知度が高く信頼性がある
世の中には、色彩検定のほかにも「カラーコーディネーター検定(東商カラコ)」や、「ADEC 色彩士検定」など、色彩系の検定が幾つかあります(参考:国内のカラー・色彩系検定のまとめ)。
それぞれに特徴があるためどれが優れているということはできませんが、しかしその中でも、30年近い実施実績を誇る色彩検定は抜群の社会的認知度を誇ります。
公的資格の一つである色彩検定は、国家試験に準ずる資格として、社会的認知度・信用度が高いのが特徴です。
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まとめ:取得することは将来の自分への「投資」
というわけで、色彩検定のメリットについてまとめてみました。
たしかに 色彩検定の受験には結構な出費を伴います(わたしが受験した際の総費用)。 また、日々の仕事に追われる社会人にとって勉強時間の捻出も大きなハードルです。
しかし 検定受験を「将来の自分に対する投資」ととらえてみてはいかがでしょうか?
現在 あなたが勤めている、あるいはこれから勤める会社が10年後も存在する保証はどこにもありません。
新たな就職先を見つける、あるいはフリーランスとして活動を始めた時に、自分にどんな武器があるでしょうか?
色彩検定は 公的資格として一定の社会的評価を得た検定です。 受験に際しての様々なリスク要因(出費・時間消費)を考慮しても、そこから得られるものは非常に大きなものだと思います。
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