色彩検定の1級2次試験で"最低限"覚えておきたい必須知識!

こんにちは、1級 色彩コーディネーターのイシカワです。

このページでは、色彩検定の1級2次試験を受験する際に「最低限」必要になる知識をまとめています。

1級2次”最低限”必須知識

以下で紹介する知識はあくまで2次試験の「大前提」です(これが全てというわけではありません)。

量は多いものの、いずれも2.3級範囲の内容だったりしますので、内容自体は決して難しいものではありません。

PCCSの基礎(色相・和名など)

PCCSの明度&彩度スケールの把握

配色関連用語の知識

マンセル値-PCCSの変換

JIS慣用色-PCCSへの変換

トーンの基礎(トーンとイメージ語)

配色の知識

そのほか

PCCSの基礎

PCCSの色相番号、和名(赤、黄みの赤など)、洋名などは基本中の基本。確実に覚えておきましょう。

色相の表記に関連する出題としては「色みに関する修飾語がつかない(/つく)色相だけを使用して~」などといった問題がよく出るようです。

PCCSの明度&彩度スケールの把握

PCCS明度・彩度は特に重要です!

下表を暗記で作成できるようにならなければいけません。

hyo2015-b
※表の縦列の4.5、5.5…などの数値は明度をあらわします。例えば dp2(赤のディープトーン)の明度は3.5になります。

※試験で使用するカラーカードは、基本的に偶数番号の色相しかないため、下表も、偶数色相のみの各トーンの明度・彩度表になっています。ただしVトーンだけは24色相分存在するため、下に別で表を作りました。

・・・と言われてもこの表を丸暗記するのは結構骨が折れます!

そこでPCCS明度表の暗記をちょっとだけ楽にするサポート動画を作成してみました。

配色関連用語の知識

配色にあたっては「同一○○で」「隣接○○で」「対照○○で」といった表記が頻繁に登場します。

それぞれの定義を明確にしておきましょう。

pict_1kyu_2ji_hissu tone
※表の見方:例えば「類似明度」を調べたい場合は「横軸:類似」で「縦軸:明度」のセルをみてください「類似明度=明度差1~2」。

マンセル-PCCS変換/慣用色名-PCCS変換

1級2次のカラーカード実技問題は、基本的にPCCSの色記号を答えさせる問題です。

ですから、問題文がマンセルなどの値で提示されていても、最終的にそれをPCCSに変換して答えなければいけません。

また、慣用色名(藍色、スカーレッドなど)のPCCS値を覚えておく必要があります。

マンセルとPCCSの対応表

下はマンセル値とPCCSの対応表です。

pict_1kyu_2ji_hissu_pccs_mancel

上段の黄文字はPCCS値で 下段に対応するマンセル値を記載しています。

例えばPCCS(上段)の「5:O」はマンセル値「4YR」になります。

ちなみに管理人が暗記するのに実践していた語呂合わせはコチラの記事(語呂合わせ:PCCSとマンセル変換/PCCSとオストワルト変換)で紹介しています。

トーンの基礎

問題文の中に「伝統的な、和風なイメージで~」などという文章が出てきたらそれはトーンの指定をしています。

各トーンとイメージをしっかりと結びつけて覚えましょう。

vivid(v)
ビビッド
さえた、鮮やかな、派手な、目立つ、
いきいきした
blight(b)
ブライト
明るい、健康的な、陽気な、華やかな
strong(s)
ストロング
強い、くどい、動的な、情熱的な
deep(dp)
ディープ
深い、濃い、充実した、伝統的な、和風の
light(lt+)
ライト
浅い、澄んだ、子供っぽい、さわやかな、楽しい
soft(sf)
ソフト
柔らかな、穏やかな、ぼんやりした
dull(d)
ダル
鈍い、くすんだ、中間色的
dark(dk)
ダーク
暗い、大人っぽい、丈夫な、円熟した
pale(p+)
ペール
薄い、軽い、あっさりした、弱い、女性的、若々しい、優しい、淡い、可愛い
light graysh(ltg)
ライトグレイッシュ
明るい灰みの、落ち着いた、渋い、大人しい
graysh(g)
グレイッシュ
灰みの、濁った、地味な
dark graysh(dkg)
ダークグレイッシュ
暗い灰みの、陰気な、重い、硬い、男性的
White(W)
ホワイト
清潔な、冷たい、新鮮な
Gray(Gy)
グレイ
スモーキーな、洒落た、寂しい
Black(Bk)
ブラック
高級な、フォーマルな、シックな、おしゃれな、締った

配色の知識

各配色用語と、その用語の規定をしっかりと把握しておきましょう。

ドミナントカラー配色 概要:色相でまとめる配色
規定:「同一 ~ 類似」色相による配色
備考:トーンは任意
ドミナントトーン配色 概要:トーンでまとめた配色
規定:「同一~類似」トーンによる配色
備考:色相は任意
トーンオントーン配色 概要:同系色相の濃淡配色
規定:[同一~類似]色相で、[類似~対照]トーンによる配色
備考:–
トーンイントーン配色 概要:トーンでまとめた配色
規定:[同一~類似]トーンによる配色
備考:色相は任意
トーナル配色 概要:中明度・中彩度の配色
規定:[d. sf. ltg. g]トーン同士による配色
備考:色相は任意
カマイユ配色 概要:微妙な差を持つ配色
規定:[隣接]色相、[隣接]明度、[隣接]彩度による配色
備考:
フォカマイユ配色 概要:カマイユよりも少し変化のある配色
規定:[類似]色相で、[類似]トーンによる配色
備考:–
ビコロール配色 概要:明快な2色配色
規定:色相差、明度差、彩度差を大きくとった2色配色
備考:明確な規定はない
トリコロール配色 概要:明快な3色配色
規定:色相差、明度差、彩度差を大きくとった3色配色
備考:明確な規定はない
ダイアード配色 概要:補色による2色配色
規定:色相差12の2色配色
備考:「補色色相配色」の場合は色相差11-12だが、「ダイアード配色」は色相差12のものだけなので注意!
スプリットコンプリメンタリー配色 概要:分裂補色による3配色
規定:ある色相Xと[Xの補色色相の両隣の]色相で構成される3色配色
備考:トーンは任意
トライアド配色 概要:3色配色
規定:色相差8の、3色配色
備考:トーンは任意
テトラード配色 概要:4色配色
規定:色相差6の、4色配色
備考:トーンは任意
ペンタード配色 概要:5色配色
規定:トライアド(色相差8)の3色配色に、白・黒を加えた5色配色
備考:トーンは任意
へクサード配色 概要:6色配色
規定:(A)色相差4の、6色配色/(B)テトラード(色相差6)の4色配色に、白・黒を加えた6色配色。
備考:トーンは任意/2パターンあり

そのほか

そのほか出題されやすいものです。例えば「色料の3原色のうち暖色のみを使用して○○しなさい」といったようなかたちで出題されます。

暖色 1:pR~8:Y
寒色 13:bG~19:pB
中性色 9:gY~12:Gと20:V~24:RP
心理4原色 v2. v8. v12. v18.
色光の3原色 v3. v12. v19.
色料の3原色 v8. v16. v24.
※2014追記:色光の3原色部分の表記を間違えてたので修正しました。メールにてご指摘いただきました、ありがとうございます!

※2015追記:中性色の部分を"中間色"と表記しておりました、訂正いたします。コメントでご指摘いただきました、ありがとうございます!

6 件のコメント

  • 「その他」(暖色、寒色など記載)のところに「中間色」とありますが
    「中性色」ではないでしょうか?

    • コメントありがとうございます。

      仰るとおり「中性色」の間違いでした、すみません!
      修正いたします、ご指摘ありがとうございます!!

  • 補色の色相差が10-11となっていますが、11-12ではないでしょうか?
    間違ってたらすみません。

    • ななしさん

      コメントありがとうございます。
      仰るとおり、補色の色相差が間違っておりました!ご指摘ありがとうございます!!

      さっそく表の部分を修正させていただきました。

    • コメントありがとうございます!図の表記を修正いたしました。

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