こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。
この記事では、色彩検定 1級2次試験を受験する際に「最低限」必要になる知識をまとめています。
2011年以降の公式過去問題集をすべて読み直し、以下の3パターンに分けて、問題を解くうえで必須となる知識をまとめました。
- 最近の出題傾向に対応した必須知識(2020改訂以降)
- 最近は出題がないが おさえておきたい知識
- 以前は必須だったが ほぼ出題されなくなったもの
必須知識の大半は2.3級で学んだ内容ですので、ひとつひとつの項目を理解すること自体は決して難しくありません。
ただ 覚える分量がとにかく多いので、一朝一夕には対応できないと思います。効率的な学習スケジュールを心がけましょう。※記事の内容は 2023年12月20日時点のものです。
2020年に色彩検定の公式テキストが改定されました。改定にともなう注意点などをまとめた記事も合わせてお読みください。
最近の出題傾向に対応した必須知識
2020年に行われた公式テキストの改訂(2020改訂)を受けて、1級2次試験の出題傾向にもやや変化がありました。
以下は、最近(=2020改訂以降)に実施された2次試験で必須とされた知識になります。
マンセル値の表記方法:2級 p34~
2次試験「大問1」では、伝統的に マンセル表色系「等色相面」の値を問う問題が出題されており、2020改訂以降もこの傾向に変わりはありません。
2級公式テキスト p34~の マンセル表色系における色の表記方法(マンセル値)を確認しておきましょう。
- 有彩色の場合: 色相 Hue 明度 Value / 彩度 Chrome (※10YR 8/6.5 など)
- 無彩色の場合:N x(※N6.5 など)
表記に必要な「色相・明度・彩度」の情報は問題用紙に記載されているので、色を見てマンセル値を推測する必要はありません。
表記の規則さえ理解できていていればとても簡単な問題です。
PCCSの基礎知識:3級 p39~
2次試験の大部分は、PCCSのトーン記号での解答が求められます。PCCSの表記方法やトーンの特徴などもろもろを再確認しておきましょう
色相番号と色相名(英語・日本語)
PCCSの色相番号と、実際の色相(色)を結びつけて覚えておきましょう。
例えば「赤=2」「黄=8」「緑=12」「青紫=20」といった対応関係がすぐに思い浮かぶようにしておくこと。
また、各色相の英語名・日本語名を、しっかり覚えておきましょう。「エレガントなイメージを特徴づける漢字1字の色相を使って・・・」といったかたちで出題されることがあります。
トーンの配置図
トーンの概念図(配置図)は スラスラと書けるようにしておきましょう。
2次試験の配色問題では、このトーンの配置図をベースとして多くの問題が出題されます。
トーンの領域と純色・清色・中間色
トーンの「彩度/明度 領域」は必ずおさえておきましょう。配色問題などで「中彩度域で高明度域のトーンを用いよ」といった感じで出題されます。
- 彩度領域:高彩度域/中彩度域/低彩度域
- 明度領域:高明度/中明度/低明度
純色・清色・中間色
同じく トーンの「純色・清色(明清色/暗清色)・中間色」の区分を確認しておきましょう。こちらも重要です。
JISの物体色の慣用色名:2級 p128/3級 p128
1級2次試験で、最重要ともいえる知識でありつつ、数が多く、最も覚えるのが面倒なのが、JISの物体色の慣用色名(以下、JISの慣用色名)です。
対象となるのは、2級、3級テキストに掲載された全〇〇色。 各色に関して 以下の内容をしっかり覚えておきましょう。
- 色名の由来を暗記する
- 当該色をPCCSの近似値で解答できるようにしておく
2次試験での慣用色名問題は、PCCSのトーン記号で解答する必要があります。
公式テキストには、各慣用色名に対して、代表的なマンセル値しか掲載されていません。PCCSのトーン記号は、このマンセル値に近似した色を選択します。
基本的に、複数の選択肢の中から 当該色に最も近い色を選択する形式になります。
配色問題の基準色(ベース)となるケースが多く、これを間違うと 他の問題まで芋づる式に不正解になってしまいます。
配色用語:3級 p71~
配色にあたっては「同一○○で」「隣接○○で」「対照○○で」といった表記が頻繁に登場します。
それぞれの定義を明確にしておきましょう。「中差色相で・・・」と言われたら「4~7色相差にするんだな」などと即答に変換できるようにしておきます。
「色相」の差に関する用語
「同一・隣接・類似・中差・対照・補色 色相」の色相差の理解
「トーン」の差に関する用語
「同一・類似・対照トーン」の理解
配色の技法:2級 p49~
各配色用語と、その用語の規定をしっかりと把握しておきましょう。
ドミナントカラー配色 | 概要:色相でまとめる配色 規定:「同一 ~ 類似」色相による配色 備考:トーンは任意 |
---|---|
ドミナントトーン配色 | 概要:トーンでまとめた配色 規定:「同一~類似」トーンによる配色 備考:色相は任意 |
トーンオントーン配色 | 概要:同系色相の濃淡配色 規定:[同一~類似]色相で、[類似~対照]トーンによる配色 備考:– |
トーンイントーン配色 | 概要:トーンでまとめた配色 規定:[同一~類似]トーンによる配色 備考:色相は任意 |
トーナル配色 | 概要:中明度・中彩度の配色 規定:[d. sf. ltg. g]トーン同士による配色 備考:色相は任意 |
カマイユ配色 | 概要:微妙な差を持つ配色 規定:[隣接]色相、[隣接]明度、[隣接]彩度による配色 備考: |
フォカマイユ配色 | 概要:カマイユよりも少し変化のある配色 規定:[類似]色相で、[類似]トーンによる配色 備考:– |
ビコロール配色 | 概要:明快な2色配色 規定:色相差、明度差、彩度差を大きくとった2色配色 備考:明確な規定はない |
トリコロール配色 | 概要:明快な3色配色 規定:色相差、明度差、彩度差を大きくとった3色配色 備考:明確な規定はない |
ダイアード配色 | 概要:補色による2色配色 規定:色相差12の2色配色 備考:「補色色相配色」の場合は色相差11-12だが、「ダイアード配色」は色相差12のものだけなので注意! |
スプリットコンプリメンタリー配色 | 概要:分裂補色による3配色 規定:ある色相Xと[Xの補色色相の両隣の]色相で構成される3色配色 備考:トーンは任意 |
トライアド配色 | 概要:3色配色 規定:色相差8の、3色配色 備考:トーンは任意 |
テトラード配色 | 概要:4色配色 規定:色相差6の、4色配色 備考:トーンは任意 |
ペンタード配色 | 概要:5色配色 規定:トライアド(色相差8)の3色配色に、白・黒を加えた5色配色 備考:トーンは任意 |
へクサード配色 | 概要:6色配色 規定:(A)色相差4の、6色配色/(B)テトラード(色相差6)の4色配色に、白・黒を加えた6色配色。 備考:トーンは任意/2パターンあり |
配色イメージ: 2級 p66~
公式テキスト 2級 p66~に掲載されている、配色イメージ(カジュアル、エレガントなど)と、そこから想起される言葉、配色傾向(色相・トーン)を結びつけて覚えましょう。
配色傾向の色相・トーンに関しては、問題中に図で提示されるため、具体的な色相番号・トーンまで覚える必要はありません
景観色彩:2級 p116~/1級 p140~
2次試験の最終問題は「景観色彩」から出題されるケースが多くなっています。1級範囲だけでなく、2級範囲の「景観色彩」分野の内容も把握しておきましょう。
- 色彩設計プロセス(流れ)をおさえておく
- 「色相/色調」調和型配色の違いを把握しておく
- 自治体ごとの明度・彩度の制限事項(色彩基準)を読みとけるようにしておく
- 遠景・中景・近景の特徴の違いをおさえておく
XYZ表色系 1級 p46~
2022年、2023年と2年連続で XYZ表色系に関する問題が出題されました。
問題自体は1級1次試験と ほぼ同じ形式のもので、特に難しい内容ではなく「1級範囲の振り返り」的な要素が強いものでした。
今後もXYZ表色系に関する出題が定着するかは 定かではありませんが、しっかり内容をおさえておきましょう。
最近は出ていないがおさえておきたいもの
以下に掲載するのは、2020改訂以降の試験では(今のところ)出題がないものの、過去には何度か出題されていたものです。
2020改訂以降のデータがまだ少ないため、こちらの項目が出題される可能性も十分にありますので、しっかりおさえておきましょう。
色相の分類:3級 p40~
例えば「色料の3原色のうち暖色のみを使用して○○しなさい」といったようなかたちで出題されます。
暖色 | 1:pR~8:Y |
---|---|
寒色 | 13:bG~19:pB |
中性色 | 9:gY~12:Gと20:V~24:RP |
心理4原色 | v2. v8. v12. v18. |
色光の3原色 | v3. v12. v19. |
色料の3原色 | v8. v16. v24. |
トーンのイメージ:3級 p46~
各トーンが喚起するイメージ語(言葉)は、以前は頻繁に出題されており、2019年までは「景観色彩」分野の問題を解くうえで 必須の知識でした。
2020年以降は、この知識を必要とする問題は出題されていませんが、おさえておいて損はないかと思います(量が多くて面倒ですが)。
vivid(v)ビビッド | さえた、鮮やかな、派手な、目立つ、 いきいきした |
---|---|
blight(b)ブライト | 明るい、健康的な、陽気な、華やかな |
strong(s)ストロング | 強い、くどい、動的な、情熱的な |
deep(dp)ディープ | 深い、濃い、充実した、伝統的な、和風の |
light(lt+)ライト | 浅い、澄んだ、子供っぽい、さわやかな、楽しい |
soft(sf)ソフト | 柔らかな、穏やかな、ぼんやりした |
dull(d)ダル | 鈍い、くすんだ、中間色的 |
dark(dk)ダーク | 暗い、大人っぽい、丈夫な、円熟した |
pale(p+)ペール | 薄い、軽い、あっさりした、弱い、女性的、若々しい、優しい、淡い、可愛い |
light graysh(ltg)ライトグレイッシュ | 明るい灰みの、落ち着いた、渋い、大人しい |
graysh(g)グレイッシュ | 灰みの、濁った、地味な |
dark graysh(dkg)ダークグレイッシュ | 暗い灰みの、陰気な、重い、硬い、男性的 |
White(W)ホワイト | 清潔な、冷たい、新鮮な |
Gray(Gy)グレイ | スモーキーな、洒落た、寂しい |
Black(Bk)ブラック | 高級な、フォーマルな、シックな、おしゃれな、締った |
ファッションの変遷と流行色:1級 p124~
2010年代半ば頃までは、色名の特定において「ファッションの変遷」分野の知識が必要とされる問題が度々出題されていました。
映画「初恋」から人気になった色(モーニングスターブルー)や、アシッドカラー、ビタミンカラーなどを、配色の基準に指定するような問題です。
色彩検定は、もともと「ファッションカラーコーディネーター検定試験」という名称でスタートしたこともあり、私の個人的な感想としては、ファッション系に関しては いつ復活してもおかしくないように思っています。
インテリアスタイル:2級 p112~
インテリアの写真をみて、そのスタイル(ナチュラル、オーソドクスなど)や特徴を選択させる問題も、以前はよく出題されました。
問題に用いられるインテリアの写真自体は公式テキストに掲載されているものとほぼ一緒なので(2級 p112~)、試験前などに 特徴を確認しておくとよいでしょう。
以前は必須だったが近年ほぼ出題のないもの
マンセル値~PCCSへの変換
かなり以前の話ですが、マンセル値をPCCSに変換して解答させる問題が何度か出題されており、このため、わたしの受験時(2008年)には、マンセル値とPCCSの対応表を暗記しました。
しかし、2012年以降は 問題用紙中に変換表が掲載されるようになり、暗記の必要がなくなりました。
また、2020年以降は、そもそもマンセル値をPCCSに変換する問題自体が出題されていません(※JISの慣用色名を除く)。
仮に今後、出題されるとしても「変換表の暗記」を前提に出題される可能性は低いように思われます。
PCCSの明度・彩度スケールの暗記
2008年に わたしが受験した際は、PCCSの各色相が持っている固有の「明度・彩度」をすべて暗記しておく必要がありました。
当時はものすごく重要な要素のひとつだったので、受験勉強の大半をこれの暗記に費やしたものですが、現在ではほぼ出題されることはなくなっています。
※表の縦列の4.5、5.5…などの数値は明度をあらわします。例えば dp2(赤のディープトーン)の明度は3.5になります。
※試験で使用するカラーカードは、基本的に偶数番号の色相しかないため、下表も、偶数色相のみの各トーンの明度・彩度表になっています。ただしVトーンだけは24色相分存在するため、下に別で表を作りました。
当時、PCCS明度表の暗記をちょっとだけ楽にするサポート動画を作成したので、資料として掲載しておきます。動画の通りに整理し直すと、覚える項目が半分くらいになります。
まとめ
というわけで、色彩検定の1級2次試験で「最低限」覚えておきたい必須知識でした。
コメント
コメント一覧 (29件)
「その他」(暖色、寒色など記載)のところに「中間色」とありますが
「中性色」ではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
仰るとおり「中性色」の間違いでした、すみません!
修正いたします、ご指摘ありがとうございます!!
補色の色相差が10-11となっていますが、11-12ではないでしょうか?
間違ってたらすみません。
ななしさん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、補色の色相差が間違っておりました!ご指摘ありがとうございます!!
さっそく表の部分を修正させていただきました。
マンセルPCCS対応表ですが「21:pB」ではなく「21:bP」ではないでしょうか?
コメントありがとうございます!図の表記を修正いたしました。
コメント失礼します。
少し気になったので、、、
色相の表なのですが、
補色の漢字が変換ミスされています。
誤字のご指摘ありがとうございます!
のちほど 修正します。ありがとうございました!
突然質問失礼します。
各トーンとトーンのイメージって全て暗記した方がいいのでしょうか?(例:pトーンの場合、薄い、軽い、あっさりした、弱い、女性的、若々しい、優しい、淡い、可愛いなど)
またマンセル値とPCCSの変換はマンセル値2.5Rなどは載ってないのですが載ってないものは目測で変換するのでしょうか?
コメントありがとうございます。※以下はあくまで私の個人的な見解です
■各トーンとトーンのイメージ
これは全部暗記した方が良いと思います。実際の1級2次の問題では「商品Aを 若々しいイメージに見せたいので 適切な配色をこたえよ」といった感じの問題が出されます。この場合「pトーン=若々しい」を知らないとトーンが選べません。どのイメージ語が出題されるかはわかりませんので、すべて覚えるしかありません。
以下の記事内で紹介しているオリジナル問題のAが参考になるかと思います。
・色彩検定1級の出題傾向と対策!
https://shikisaikentei-online.com/taisaku1#2-3
■マンセル値とPCCSの変換
基本的には 記事内の対応表にないマンセル値に関しては「目測」にておおよその色相の見当をつけるということになるかと思います。
例えば「マンセル値2.5R」というのは、PCCSでいうと「1:pR(紫みの赤)」と「2:R(赤)」の間になるわけですから「赤にほんのちょっとだけ紫がはいった感じかな?」といったイメージが浮かべば良いわけです。
記事内の対応表をひととおり覚えておけば、以上のように応用的に対応することができます。
※ただ あくまで個人的見解でいうと、そもそも「マンセル値2.5R」に対応するカラーカードが存在しないので、それをPCCSに変換させるような微妙な問題が出る可能性は低いとは思いますが…
詳しい説明ありがとうございます。
1級合格目指して頑張ろうと思います。
[…] 読みまくりました。 そのでおすすめされるテキストを購入したり、勉強法を真似したり、とっても役に立ちました。 参考にしてたブログ https://shikisaikentei-online.com/2ji_hissu http://color-sl.info/ […]
いつもとても参考にさせていただいております。
今年の1級二次受験のためただいま勉強中なのですが、主に2017・2018年の問題集を問いて対策している中で、素朴な疑問があったので参考までにイシカワ様のご意見を頂戴できたらとコメントさせていただきました。
こちらの記事に書かれているような「PCCSの明度&彩度スケールの数値の暗記」や、「マンセルとPCCSの対応表」の暗記はいかほど必要なのか?感じました。
この過去2年以降の問題集を持っていないので過去の問題では必要だったのか分からないのですが、ここ2年くらいで出題傾向が変わったのでしょうか?
マンセルとPCCSの対応表に関しては参考図として提供されていますし…
長年色彩検定をみられているイシカワ様のご意見を伺えたらと思います。
お忙しいところすみませんがよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、近年の試験においては「PCCSの明度&彩度スケールの数値の暗記」や「マンセルとPCCSの対応表」に関しては、必ずしも暗記が必要ではなくなっています。
過去の試験では暗記が必須だったのでこの記事でも掲載を続けていますが、近年においてはその重要度が低下していることは事実です。※ただし「だから今年も出ない」とは言い切れませんので、その点は自己判断をお願いいたします。
早速のご返信ありがとうございます!
石川様にご意見いただけてよかったです。2年より前の公式過去問集が手に入らない中、どのように必要な知識なのかと不安に思いながら勉強しておりましたので…
絶対出ないとは言い切れませんので出来る限りの対策をして臨みたいと思います。
ありがとうございました!
はじめまして。
いつもブログを参考にさせていただいております。独学するものにとっては、心強い味方です。
二次試験もいよいよ近づいてまいりました。毎日不安な気持ちと焦りを感じています。
そこで早速質問なのですが、解答欄に貼るカラーカードの縦の長さは解答欄にあわせて貼るのですか。(2)と(3)のことです。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
2次試験において、カラーカードを切り貼りする際には「解答欄の大きさ(縦・横)に合わせて貼る」のが基本かと思います。
工作技術を問う試験ではありませんので、多少の「大・小」「曲がり」などは許容されるものと思いますが、基本的には解答欄のサイズに合わせて切り張りするようにしましょう。
【補足】仮に 1cmx1cmの正方形で切り張りしたとして、それが不正解になるかどうかは 検定協会以外の人間にはわかりません。一方、解答欄のサイズに合わせて貼った場合に、不正解になることはありません。これは私にも断言できます。ですから、迷うのであれば「確実な方=解答欄に合わせて切る」で作業するのがよいかと思います。
早速のお返事ありがとうございます。
基本的なことですが、確認するすべがなかったので困っていました。
参考にさせていただきます。
こんにちは。先日お世話になったものです。
本日無事2次試験も合格しておりました。
カラーコーディネーター1級も併願しておりましたので、時間がない中で、両方合格できたのはこのブログでまとめられていた必須知識を覚えることから始めたことが大きいと思います。過去問で出題傾向を把握すれば、おのずとやるべきことがみえてきて、高いお金を出してまで二次試験用の問題集を手に入れる必要はないと思いました。本当にお世話になりました。
コメントありがとうございます!
そして1級合格おめでとうございます!! 当ブログが少しでもお役に立ったようでなによりです!
いつも参考にさせていただいています。
一級一次無事合格いたしました。
二次試験の問1は最近の傾向だと2020年の過去問同様にマンセルの問題なんですかね?過去問を入手できずにわからずいます。
コメントありがとうございます。
そして、1級1次 合格おめでとうございます!
■ 過去の傾向について
残念ながら 2020年度の過去問題集が いま手元にないので、それ以前の傾向がどうだったかを回答します。
以前の「2次試験の問1」は、問題用紙上にマンセル表色系の「等色相面」または「等明度面」がプリントされており、これに関して、以下のような設問が行われるのが一般的でした
・別途用意された色見本を、「等色相面」または「等明度面」上の 最も近い場所に貼り付ける
・その色に対応するマンセル値を記載する
【2021.11.16 追記】その後、2020年度1級過去問題集を確認できました。問1は2019年以前と同じく上記ような問題でした。
■ 本年の試験に関して
昨年の1級試験は、旧テキスト範囲からの移行措置の対象だったため、いわば2019年以前の傾向「も」引き継ぐ形で出題されました。
それに対して 今回の2021年冬期試験は、完全に新テキストに依拠した形で行われる初めての 試験ということになります。
問われる内容・知識自体は 従来から大きく変わらないものと思われますが、可能性として、出題形式(質問の仕方)が、別角度からのものになる可能性はあるかと思います。
なかなか うまいアドバイスもできませんが、2次試験合格をお祈りしております!
いつも参考にさせていただいております。
今年度から完全に新テキストに依拠した試験になるということで、問4に対する勉強方法が分からずにいます。
昨年のような出題形式であれば対策済みなのですが、また新しい形式に変わってしまうと正直答えられる自信がありません…。
コメントありがとうございます。
正直言いまして、私にも今年の試験がどのような出題形式になるのか見当がつきません。
ただ、他に対策のしようもないので、従来の形式を前提に学習する形でよいのではないかと思います。
もし仮に、出題形式が大きく変わった場合、戸惑うのは他の受験者の方も一緒ですから、全体の正答率も下がるはずです。
その場合、色彩検定協会の側も、全体の「合格点(合格ライン)」を下げて対応してくれるのではないかと推測しています。
おそらく色彩検定協会も、今年だけ1級2次試験の合格率(受験者総数に対する合格者の割合)が 異様に低くなることは望んでいないはずです。
あくまで推測でしかないので 的確なアドバイスもできませんが、試験が うまくいきますようお祈りいたします!
先日お世話になった者です。
2次試験ですが、無事に合格しておりました。
問4は完全に新しい傾向で出題され、やや焦りましたが、なんとか解くことが出来ました。
本当にありがとうございました!
ナノシさん、合格おめでとうございます!
新しい傾向で出題されたんですね。貴重な情報ありがとうございます。
過去問題集が発売されましたら、確認してみようと思います。
いつもとても参考にさせていただいております。
今年の1級二次受験のためただいま勉強中なのですが、試験中に配布される新配色カード199は、カードの裏印刷の記号や、マンセル記号との対応一覧などの情報は同様に記載されているのでしょうか?
イシカワ様のご意見を伺えたらと思います。
お忙しいところすみませんがよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
1級2次試験時に配布される「新配色カード199a」は、以下のようになっています。
・カード裏面の色記号:あります
・マンセル記号との対応一覧:ありません
あくまで私が受験した際の情報ではありますが、現在も一緒だと思います
詳しくは、以下の記事もお読みください。
:色彩検定で使用するカラーカード(新配色カード199a)について
https://shikisaikentei-online.com/color_card
返信頂きありがとうございます。
リンクまで貼って下さり、丁寧なご対応ありがとうございます!
二次試験まであと数日ですが頑張ります!