色彩検定「2・3級」の出題傾向と対策

2.3級の出題傾向と対策
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こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。

この記事では、色彩検定「2.3級」の出題傾向とその対策を紹介しています。

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2.3級の試験は、同じ日に時間をずらして行われます。

公式テキスト改定にともなう注意点

色彩検定では 2020年に公式テキストの改定が行われ、試験範囲は新テキストの内容に移行しています。

過去に発行された問題集を利用する場合は 注意が必要になりますので、以下の記事もあわせてお読みください。

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目次

「2.3級」の出題傾向と対策

色彩検定の2.3級の出題傾向として大きく以下の4つのポイントを抑えておきましょう。

【1】試験範囲 = 公式テキスト

各級に共通して言えることですが、試験の出題範囲は「公式テキストに書かれていること全て」ということになります。

試験問題は 公式テキストからほぼ全般的に満遍なく出題されます。

間違えていいのは「2割」まで

色彩検定協会では、合格ラインを「各級満点の70%前後。問題の難易度により多少変動」と説明しています。

これは、別の見方をすると「間違えていいのは2割程度まで」という意味でもあります。

このため「やまをかけてファッション分野を重点的に勉強しよう・・・」といったようなことをしても あまり意味がありません。

どれか一分野に多くの時間を割くよりも、全体に対して均等に勉強時間を配分しましょう。

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【2】合否は「慣用色問題」が左右する

2.3級の試験において合否の鍵を握るのが、以下のような「JISの物体色の慣用色名(以下、慣用色名」を問う問題です。

「慣用色名」を問う問題とは?

色(JISの物体色の慣用色名)の名前や、その由来を問う問題のこと。

カラー図版が提示され、その色名を答えさせる(またはその逆)ものや、色名の由来とカラー図版を一致させるものなどがあります。

慣用色の問題は基本的に「暗記」以外に対策の仕様が無いものですから、特殊な暗記法を体得しているのでない限り、一朝一夕に攻略できるものではありません。

時間をかけてコツコツと繰り返し覚える必要があります。

そこで対策として、慣用色名問題に関しては他の勉強とは別個に考え、並行してスケジュールを組みましょう(参考:色彩検定 2.3級のおすすめ勉強法)。

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一言メモ

覚える項目が多いものの、実際の出題数はそれほど多くありません。かといって無視してしまうわけにもいかず、なかなか厄介です・・・

【3】2級の記述問題を侮るなかれ

2.3級とも、基本的には4択のマークシート方式で行われますが、2級の場合はさらに3.4問程度の記述問題が出題されます。

配点的にも高めに割り振られるこの記述問題を甘くみてはいけません。というのも、記述問題のポイントは、色彩知識であると同時に「漢字能力」の問題であったりもするからです。

管理人が受験した際には「色彩恒常」を答えとする記述問題が出題されました。

「コウジョウ」の「コウ」ってどんな字だっけ?

質問の答えは分かっているのに漢字が分からない・・・

試験会場で、漫画のように頭をかきむしった経験も今はいい思い出です。

一言メモ

重要と思われる単語は、実際に書き取ってみるなどの対応をしておきましょう。

【4】図版は(ほぼ)確実に出ると思え

公式テキストの図版・写真は結構適当に読み飛ばしたりしてしまうものです。

しかし、実際の試験では ほぼ毎回、公式テキストに掲載された図版・写真に因んだ問題が出題されます。公式テキストに掲載されたものがそのまま出るのですから、これはいわばボーナス問題と考えてもいいと思います。

図版・写真にもキチンと目を通しておきましょう。

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「2.3級」の勉強期間はどのくらい必要?

色彩検定に合格するためにはどのくらいの勉強期間が必要でしょうか?

色彩検定関連のブログなどを見ていると「1週間の勉強で合格しました」とか「3日間の勉強で大丈夫でした」なんて方もいるようです。

ただ、それらを見て「色彩検定は、けっこう簡単に合格できるものなんだ」と勘違いしてしまってはいけません。

要するに 世の中「1週間程度の勉強で合格するくらい飲み込みの良い人もいる」というだけのことです。

誰もが同じようにできるわけではありませんし、ましてや 色彩検定の難易度とは何も関係がありません。

勉強期間は「最低でも2ヶ月」を目安にしよう

当ブログでは、2級合格を目標とした場合、1日30分~1時間程度の勉強を「最低でも2ヶ月程度の期間行うべき」と考えています。

といっても、もちろんこれもあくまで参考値です。

各自の能力・勉強に裂ける時間を考慮して、早め早めの準備を心がけましょう(参考:2.3級のおすすめ勉強法)。

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まとめ:コツコツ学ぶ機会をつくろう

というわけで、色彩検定 2.3級の出題傾向と対策をまとめてみました。

暗記系の出題が多いので、一夜漬けで対応するのではなく、15分でもいいので、毎日学習する時間を設けられるかが合格のカギになると思います。

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色彩検定では 2020年に公式テキストが改定されました。その関係で2020年度の試験に関しては やや変則的な出題となることが予測されます。

関連記事詳しくは「公式テキストの改定(2020年度改定)について」の記事をお読みください。

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