新テキスト移行後の「3級」出題傾向を調べてみた|公式過去問題集を検証する

2021年度の公式過去問題集が発売になりました。

2021年に実施された色彩検定の試験は、現行テキスト(2020年改定版)に完全に準拠した形で行われた初めての試験です。

その前年、2020年の試験は新旧テキストの移行措置として ややイレギュラーな内容であったため、2021年度の公式過去問題集は、新テキストからの出題傾向を読み解くうえでとても貴重な内容になっています。

ここでは、2021年の公式過去問題集を分析しつつ、「3級」の出題傾向を確認してみようと思います。

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2021年度「3級」試験の特徴

まずは、2016年以降の夏・冬試験の問題を、大問とその対応項目にまとめてみました。

2016年以降の出題範囲

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2016年~2019年までが旧テキスト時代。2020年が、新・旧テキストの移行措置の期間。2021年夏期以降が、現行テキスト(2020年改定版)に即した試験内容になっています。

以上を踏まえたうえで、旧テキスト時代との出題傾向の変化を探ってみたいと思います。

大問数は夏・冬ともに「15」

従来、3級の大問数は「15」が定番でしたが(まれに16の年もあり)、2021年検定もこの傾向は変わらず、夏・冬とも大問数「15」でした。

出題方式に大きな変化なし

従来、3級試験の設問は 大きく以下の3パターンで行われてきましたが、これらに関しては大きな変更はありませんでした(いずれも四択問題)。

  • 穴埋め問題
  • 適切な説明を選択する問題
  • 色・図をみて回答する問題

「色名」に関する設問の廃止

従来、3級の冬期試験では問6で「色名」に関する設問が出題されるのが恒例でした(夏期検定では出題なし)。

しかし、現行テキスト(2020年改定版)では、この項目が資料扱いになったため、夏・冬ともに出題範囲から外れています。

「配色イメージ」の大問が設けられた

2020年改定にともなって、2級範囲から移行した「配色イメージ」項目が、1つの大問として出題されるようになりました(問10)

インテリアの設問数が固定化?

従来「インテリア」項目の大問数は、「夏期:2問」「冬期:1問」となるのが恒例で、冬期はインテリアの出題数が少なくなるのが特徴でした。

しかし、2021年度は、夏・冬ともに大問数が1となり、インテリアの設問数が固定化する形となりました。

配点比率でインテリアの割合が減少

2016~2019年までの4年間の旧試験範囲データ(試験8回分)と、2021年のデータを、配点比率で比較すると「インテリア」の割合が大きく低下しています。

旧試験範囲時代の平均的な配点合計が23点だったのに対して、2021年は、夏・冬ともに12点となり、ほぼ半減しました。

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章ごとの解説

続いて、2021年度 過去問題集をベースに、各大問ごとの出題傾向をみていきましょう。※各項目の配点比率は2021年度試験のデータを参照

「光と色」

・伝統的に、試験の大問1と、大問2で出題されるのが、「光と色」の章の内容です
・配点比率は、試験全体の16%になります

「色の表示(表色系)」

・伝統的に、試験の大問3~5で出題されるのが、「色の表示(表色系)」の章の内容です

・特に「大問3:色の分類と3属性」「大問4.5:PCCS」で問われるパターンが多くあります。

・配点比率は、試験全体の22%となり、章別で比較すると最も重要度が高い項目だともいえます。

「色彩心理」

・伝統的に、試験の大問6~7で出題されるのが「色彩心理」の章の内容です

・「心理効果」と「視覚効果」で、それぞれ、ひとつづつ大問を構成するパターンがよくあります。

・配点比率は、試験全体の16%となります

「慣用色名」

・伝統的に、試験の大問15(最終問題)で出題されるのが「慣用色名」を問う問題です

・慣用色名が6つ提示され、色見本の中から、それに合うものを選択します(和の色:3、洋の色:3で問われる)

・配点比率は、試験全体の6%となります

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