こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。
この記事では 色彩検定 受験時の必須アイテムを紹介しています。
公式テキスト

そこそこの値段なので「公式テキストはパスして問題集だけ・・・」と考える方もいるようですが、 「公式テキストの内容=出題範囲」なので 各級の公式テキストは絶対に買っておきましょう。
例えば、飛び級で2級のみを受験するような場合でも 2級・3級両方のテキストをそろえて学習しておくべきです。
公式テキストが必須な理由の一つとして、例えば↓こんなケースがあります。
正解は「マックアダム」。なぜなら、公式テキストにはそう表記されているから。
今、この文章を読んでいるのが、試験の半年前だとしましょう。
「マックアダム? マクアダム? そんなのどっちだって正解だよ」大半の人がこう判断するに違いありません。
事実、おそらくはどちらでも正解のはずです。 色彩検定協会も「マクアダム」と書いて不正解にすることはないと思います。
でも、しかし。
試験の3日前にこの文章を読んでいることを想像してみてください。果たして同じように言い切れる自信があるでしょうか?
どちらでも正解、のはず・・・だけど・・・もしかすると・・・
受験は不安との戦いです。 しなくてもいい、余計な心配の種は可能な限り排除すべきです。
「マックアダム」か「マクアダム」かといった、正直 どうでもいい事柄に時間をとられてしまうのは馬鹿馬鹿しいことです。
「安心を買う」という意味でも、公式テキストは絶対に購入しておきましょう。
図版の問題が有利に!
さらに、公式テキストに掲載された図版からの問題が ほぼ毎回出題されています。
これはいわばサービス問題。公式テキストは是非とも購入しましょう。
公式テキスト購入時の注意点
公式テキストは、数年に1度 内容の改定が行われます。
2020年2月現在の最新版は「2020年改訂版」と呼ばれるバージョンです。購入時には注意しましょう。
また「改定」のような大きな変更とは別に、テキストの「版・刷」によっては、誤字・脱字の修正をはじめとする 細かい内容の変更・訂正がある場合があります。色彩検定公式サイトにて最新の修正情報を必ず確認しましょう
関連記事 公式テキストの改定(2020年度改定)については↓こちらの記事もお読みください。

市販の参考書&問題集

公式テキストだけ読んでいても、出題傾向を知らなければ試験に合格はできません。
公式テキストで学習した知識を、問題集で実践的に解き進めていきましょう。
で、「どれを買ったらいいの?」ってことになるわけですが、実をいうと 2級までの問題集に関しては正直どれを買っても内容に大差はありません。
基本的に公式テキストの範囲内を扱っていることに変わりはないので、特別どれが優れているということもありません。要するに、自分にとって合うか合わないかだけだと思います。
近くに取り扱い書店がある方は、実際に足を運んで読み比べてみましょう。
関連記事 管理人のおすすめ問題集は「おすすめ問題集&参考書:2.3級」で紹介しています

カラーカード

各級公式テキストは、配色演習として、実際にカラーカードを貼りこめるようになっています。その際に必要になるのが 「新配色カード199a(通称 カラーカード)」です。
特別値の張るものではありませんし、モチベーションを高める意味でも購入しておいて損はないと思いますが、必須度としては 他よりも落ちます。
2.3級受験者の場合は「お金に余裕があれば」でいいのではないでしょうか?
ただし 1級取得を目指す方は 最低1個は用意しておいた方がいいでしょう。
2次試験では実際にこのカラーカードを使って実技試験が行われます(試験時に使用するカラーカードは当日配布される)。
早いうちに購入して、普段から触ってその感触に慣れておきましょう(参考:カラーカードについて)。
カラーカードは大手書店や文房具店、画材屋さんなどで購入するすることができますし、またamazonなどのネット通販でも入手できます。
「199a」「199b」などの種類がありますが これはカードの大きさによる違いです。
関連記事 カラーカードについて詳しく知りたい方は↓こちらの記事も合わせてお読みください。

公式過去問題集
公式過去問題集に関しては、2.3級の場合「金銭的に余裕があったら」でいいと思います。
設問への解説も記されているので 合否基準に関する色彩検定協会の見解を知る上ではいいのですが コストパフォーマンスがあまりよろしくない!
発売されている公式過去問題集は「2.3級」と「1級」それぞれの過去1年分の出題をまとめたものです。
そのため 2級なら2級に着目して過去数年に渡ってどのような出題がなされてきたか・・・といった通時的な分析はできません。それをやるためには 各年度のものを個別に購入する必要があります。
受験する立場から考えると「過去問」の意義っていうのは、過去数年での出題傾向を探ることにあるわけで 数千円払って1年分(夏・冬2回分)しか分からないってのは ちょと微妙ですよね。
ただしこちらも、1級取得(特に2次試験対策)を考えている方には 必須アイテム。
というのも 近年1級2次に対応した市販問題集が激減しており、過去問題集が貴重な情報源の一つになっているためです。
過去問題集の分冊化について
色彩検定協会では2013年度版の公式過去問題集から 1級と、2.3級の過去問題集を分けて発行するようになりました。
従来は1~3級までが1冊になった状態で約3,000円でしたので、1級を受験しない独学受験生にとってみれば「1級分いらないから その分安くしてよ~」という状態でした。
ただし、1冊に含まれているのはあくまで過去1年分の過去問に過ぎません。
上述のように通時的に長いスパンの出題傾向をつかんだりすることはできませんので その点は留意しておきましょう。
オリジナル解答用紙を配布中!
公式過去問題集を使って学習する際は、各設問の数字・アルファベットをメモしておかないと、後で答えわせができません。
しかし、毎回このメモをとるのは非常に面倒な作業です。そこで この作業を簡便化するために、公式過去問題集に対応した オリジナル解答用紙を作成してみました。

公式ツイッターをフォローしよう!
「アイテム」とは違いますが、色彩検定協会の公式ツイッターは是非ともフォローしておきましょう!
【2020年度スケジュール】
2020年度 色彩検定の日程を公式HPで公開いたしました!
チェックして来年のカレンダーに書き込みましょう📝https://t.co/jnneBgFTgU#色彩検定 pic.twitter.com/09kJhkT3TW— 色彩検定協会 (@shikisai_kentei) December 2, 2019
合格発表の告知や合格証の発送通知など、試験に関する重要な情報をつぶやいており、独学受験者には欠かせない情報源です。
まとめ
というわけで、色彩検定の「受験必須アイテム」の紹介でした。
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