色彩検定:1級試験の概要(1次・2次)

1級テキスト(2020年改定):解説
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こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。

この記事では、色彩検定の1級1次および2次試験の概要について紹介します。

注意

2020年に色彩検定の公式テキストが改定されました。改定にともなう注意点などをまとめた記事も合わせてお読みください。

目次

1級試験の特徴

難易度もさることながら1級受験の鍵になるのは「情報収集術」。

正確で新鮮な情報が手に入るかどうかが独学受験合格の秘訣です!

概要

 
1級受験は以下の点で2.3級受験と異なります。

実施が年に1回!

年2回実施される2.3級とは異なり、1級は年に1回冬季検定のみの実施になります。

年毎に若干の変動はあるようですが1次試験は11月(2.3級と同一日に実施)、1次試験合格者を対象にした2次試験は12月に行われます。

2段階選抜方式!

色彩検定1級に合格するには、1次・2次と二度の試験をパスする必要があります。

1次合格者のみが2次試験を受験できる形式・・・いわゆる2段階選抜の方式が採用されており、11月の冬季検定において まず1次試験を実施。

1次試験合格者のみが12月の2次試験を受験することができます。

実技がある!(2次試験の一部)

3級~1級1次までのマークシート方式とは異なり、2次試験は解答を直接問題用紙に記述する「記述式」になります。

また、問題の大半にはカラーカード(新配色カード199a)を試験用紙に切り張りする「実技」を伴ないます。

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受験地は全国6エリアのみ *2次試験

1次試験合格者を対象に行われる2次試験は、開催地が大都市の会場に限られます(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6エリア)。

そのため、地方の受験者にとっては会場までの移動時間なども考慮にいれたスケジューリングが必要になります。

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MEMO

1次試験は2.3級と同じく全国の会場で開催されます(参考:色彩検定の受験地は?

1級の実施方法

1級テキスト(2020年改定):イメージ

1次:マークシート方式(一部記述)

1次試験は、基本的には2.3級同様のマークシート方式を採用しており、一部の設問が、2級と同様に記述式となっています。

問題用紙と解答用紙が異なるため、試験終了後は問題用紙を持ち帰ることができます・・・つまり、試験の実施方法に関しては全て2.3級と同様です。

2次:記述式(一部実技)

2次試験は全問、解答用紙に直接答えを記述する方式をとっています。

問題用紙が解答用紙も兼ねるので、持ち帰りはできません。

全体の6-7割近くを占める「実技」問題は、PCCSの色記号(トーン&色相)を問う設問になっており、解答欄には色記号の記述と、該当色のカラーカードの切り貼りが必要になります。

2次試験は最難関!

1級受験時の・・・というか色彩検定最大の難関は 実にこの2次試験にあるといえます。

1次試験は、難易度は異なるものの2.3級試験の延長線上で対策が可能です。

それに対して2次試験はそれまでとはまったく異なる出題形式になり、パズルを解読するような癖のある出題に慣れなければいけません。

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当日持参するものにも注意!

2次試験では「はさみ、のり」の持参が必須となっており、解答用紙への切り取り&貼り付けはそれを用いて行います。

また、貼り付けに使用するカラーカードは、会場にて問題用紙(=解答用紙)と一緒に、配布されます。

関連記事 試験当日に配布されるカラーカードについては こちらの記事も合わせてお読みください。

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1次~2次試験までの流れ

1次試験以降の大きな流れを図にしてみました。例年1次試験は11月半ば、2次試験は12月中~下旬に行われます。

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※1次試験の合否通知が2次試験の受験票を兼ねます。

関連記事 おすすめの勉強スケジュールに関しては「1級の勉強法」をご覧ください

1級受験の注意点

1級を受験する際は、以下に注意しましょう。

スケジューリングに注意!

1次と2次では出題傾向が全く異なるため「同時期に全く別の試験を2つ受けるようなもの」だと考えましょう。

2つの異なる試験勉強を行うわけですからスケジューリングには注意が必要です。

年末の繁忙期だということを忘れずに!

また、実施時期にも注意です! 

1次試験が11月で2次試験が12月。よりにもよって1年で一番忙しい時期に試験は行われます。

社会人であれ学生であれ、この時期世の中は年末進行の過密スケジュールで動きます。

その中で受験勉強に時間を裂くのは至難の技。

実際管理人はこのへんをなめてかかって痛い思いをしました。

早めに受験勉強をスタートし、余裕のあるスケジューリングを!

試験時の時間配分に注意!*特に2次

1級2次試験=90分。1級2次の落とし穴は実はこの試験時間にあったりします。

1級2次は特殊な出題形式もあるので一筋縄ではいかないのですが いったんその出題のクセや、暗記すべき項目をマスターしてしまえば、次第に点数が取れるようになっていきます。

ただし、その際に注意したいのが、問題を解く時間。

はっきり言って、切り貼り作業を込みで90分というのはアッという間です!

日常の学習においても、常に時間を気にしながらの解答を心がけましょう。

まとめ

というわけで、色彩検定の1級試験の概要の紹介でした。

「1級」対策問題集&講座
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