「色彩検定」と「東商カラーコーディネーター検定」の違いは?

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こんにちは、1級 色彩コーディネーターの石川です(プロフィール)。

当ブログに寄せられる質問をみていると「色彩検定」と「東商カラコ(カラーコーディネーター検定)」のいずれを受検すべきかで迷う方が多いようです。

この記事では両者の特徴をまとめてみました。

目次

「色彩検定」と「東商カラコ検定」の違いは?

まずは両者の基本情報を確認しておきましょう。

色彩検定

名称:文部科学省後援 色彩検定®
主催/開始年:色彩検定協会(旧名:全国服飾教育者連合会)/1990年
種別:総合系
区分:1-3級
特徴:もともとはアパレル業界の販売員の知識向上のためにスタートした検定。現在は文部科学省後援の公的資格として幅広い分野に関わる色彩知識が学べる。2018年からはユニバーサルカラー級が新設された。

カラーコーディネーター検定

名称:カラーコーディネーター検定試験®
主催/開始年:東京商工会議所/1995年
種別:総合系
区分:スタンダードクラス/アドバンスクラス
特徴:東京商工会議所が主催する総合系のカラー検定。通称は「東商カラコ」。2020年度より内容を大幅に刷新し、従来の「1~3級」から「スタンダードクラス・アドバンスクラス」に構成が変更された。

検定の「実施団体」に注目!

各検定の主催団体に注目してみると それぞれの特徴が見えてきます。

  • 色彩検定:色彩検定協会(旧名:全国服飾教育者連合会)
  • カラーコーディネーター検定:東京商工会議所

色彩検定は、元々アパレル業界の色彩知識 啓蒙のために設立された経緯があるため、過去には「やや服飾系寄り」と紹介されることが多くありました。

また、カラーコーディネーター検定は、東京商工会議所が主催しているため、一般に「やや製造業寄り」と言われていました。

現在では いずれも色彩分野を総合的に包括する内容

しかし、検定スタート時から何度かの改定が行われており、現在では、両検定とも 色彩分野を総合的に包括する内容になっています。そのため、学ぶ内容に関しては特に「○○寄り」といった偏りはありません。

ですから、受験に関しては、上記の特徴を踏まえつつ、実施規模や社会的な認知度などを基準にして 受ける検定を選んでみるのがいいかと思います。

どちらか迷うなら「色彩検定」がおすすめ!

いずれを受けるか迷っている方には、私はまず「色彩検定2級」の受験をおすすめしています。

理由は以下の2点。

  • 【理由1】知名度的に色彩検定の方がやや有利なこと
  • 【理由2】2級までであれば両検定の試験内容に大きな差が無いため

特に2番目の理由が大事で、勉強の過程で「やっぱりカラーコデーディネーター検定を受験しよう!」となった場合でも、それまでに取得した知識をそれほど無駄にすることなく途中でシフトすることが可能です。

また、両検定を併願して受験する方も多くいます。

両者の受験時期が近いので大変だとは思いますが、色彩知識の取得&学習という面で考えれば、併願を視野にいれてみるのもいいかもしれません。

関連記事そのほかのカラー検定について知りたい方は「日本国内のカラー・色彩系の検定まとめ」をお読みください

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